便利からちょっと距離を置いてみる
訳あって車のない生活をしている。
普段から車を使っていなければ別になんてこと
無いだろう。しかし私は歩いて3分のコンビニですら
車を使ってしまうくらい車に依存している。
電車通学をしていた高校生の頃、電車の定期券って好きな時にいくらでも使えて素敵!!と思っていたのにいつからか電車って不便。と思うようになり
車を買った当初は、車って便利!!!と感動していたはずなのに今では運転するのめんどくさいなぁと思う。
慣れとは怖いもので慣れると、最初便利だと思えてもどんどん満足できなくなっていくものだ。
- 車が無いと時間に対しての意識が高くなる。
車があると、夕方に行けばいいやと後回しにしたり
家を出る時間が少し過ぎてしまっても飛ばせばいいやと時間ギリギリまで準備をしてしまったり。
車が無いと、どこかに行くのも暖かいうちに家を出ようとか、電車の時間に合わせて余裕のある行動ができたりする。
- 無駄なものを買わなくなる。
車があるとちょっと暇だからあの雑貨屋さんに行こう!とかあの服屋さんに行こう!とかなんだかんだお金を使ってしまう。
スーパーでも買う予定で無かったお値下げ商品を買ってしまったり。
車が無いとそもそも必要なければ買い物に行くことはない。行き帰り歩きなので必要最低限のものしか買わない。
- とにかく充実感が凄い。
いくつかあげたが、単純にこの充実感を
伝える為にこれを書いている。
車が無いとしっかり自分と向き合うことができ、1日の充実度は高くなる。
そして普段見えない沢山の素敵なものに出会えるのだ。
普段何も思わないビルと空をまじまじと見たり、
必死に光に手を伸ばす花を美しいと思えたり
行きに歩いた道は夕方になると表情を変える。
便利は幸せから遠ざかる。
人間本来の幸せはやはり不便の中にあるのだろう。
気付けて良かった。
便利に囲まれ幸せの感覚が鈍ってしまった時、
物足りなさがあるときは便利から距離を
置くと新しい発見があるかもしれない。